ちいさな星座絵にまつわる ちいさな物語Ⅲ
その昔
星は今よりもずっと
光り輝いていたんだって
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ある星座の採集者のおはなし
私はそれまで星を美しいと思ったことはありませんでした。
生まれてからずっと視力が弱く
私が見上げる天は漆黒で、輝く星というものをみたことがないのです。
はじめて星座を採集した日、手のなかで輝く星のなんと美しいことよ。
それから、私はこうして星座をつかまえては
星をながめるのが好きになりました。
漆黒の天を見上げては
手のなかの星たちが輝いているのを想像するのです。
それからです
私が星を美しいと思うようになったのは。
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ある星座の採集者のおはなし
なにもかも嫌になって、私は旅にでたのです。
とくべつ行きたい場所もない
会いたい人もいない
目的もない旅だったので
天の道しるべに従い、北へ北へとむかいました。
ある時ほんの気まぐれに星座の採集の仕方を教わり
実際に採ってみたのです。
道しるべの星 こぐま座
手のなかのちいさな星座をみて、何故か私は泣きました。
ずいぶんと長い時間そうしていたと思います。
それは、心を揺さぶるものはなく
なにも感じなかった私のなかに灯った
ちいさな希望の光でした。
まだなにも始まっていない
まだなにも終わっていない
いつしか私は0ゼロにもどっていました
それから各地へ向かい、こぐま座を集めはじめました。
その時から、私はただの放浪者から旅人となったのです。
Twitter #ちいさな星座絵 #ある日のこぐま座
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